こにーのにこにこブログ

このブログでは、内向型HSPの生き方や学んだことを記録していくブログです。

自分を生きづらくさせているHSPとは?~自分がHSPであることを知って~

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こんにちは!
内向型でありHSPであることを最近自覚し始めたこにー(@connie_smile25)です。
 
「仕事場にいると疲れる」
「うるさい場所では余計なことばかり考えてしまう」
「小さい頃から人の中にいると疲れやすい」
 
もしこういった悩みがある方はHSPという気質を持っているかもしれません。
 
皆さんはHSPという言葉をご存知でしょうか?
 
HSPとはHighly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)のことで「とても繊細な人」を指します。
 
今日はこのHSPについて紹介していきたいと思います。
 
 

HSPとは

 
HSPとはアメリカの心理学者であるエレイン・N・アーロン博士が提唱したもので、日常生活の中で「様々な刺激に反応してしまう人」のことです。
 
日常生活の中での刺激とは、
 
例えば
 
  • 他人がいると気になってしまう
  • 相手の気持ちや機嫌に敏感である
  • 人混みやうるさい場所が苦手である
  • ストレスを感じやすかったり、疲れやすい
 
こういった特徴があれば、もしかしたらあなたはHSPかもしれません。
 

HSPの4つの特性

 
HSPには4つの特性があります。
 
それが「DOES(ダズ)」です。
 
DOESとは
 
・Depth of processing
 (考え方が複雑で、深く考えてから行動する
・Overstimulation
 (刺激に敏感で疲れやすい)
・Empathy and emotional responsiveness
 (人の気持ちに振り回されやすく、共感しやすい)
・Sensitivity to subtleties
 (あらゆる感覚がするどい)
 
の4つを指します。
 
これだけではあまりよくわかりませんので、それぞれ見ていきたいと思います。
 

考えすぎてしまう

 
HSPの4つの特徴、1つ目はDOESの「D」
Depth of processing(考え方が複雑で、深く考えてから行動する)です。
 
具体的には
 
  • 一を聞いて、十のことを想像し、考えられる
  • 調べ物をはじめると深く掘り下げ、その知識の広さを周りに驚かれる
  • お世辞や嘲笑をすぐに見抜いてしまう
  • 物事を始めるまでにあれこれ考え、時間がかかる
  • その場限りの快楽よりも、生き方や哲学的なものごとに興味があり、浅い人間や話しが嫌い
 
などが挙げられます。
 
体よりも頭を動かすことが特徴ですね。
 
最近では「とにかく行動!」みたいなことが善とされているので、先に考えてしまう人は何かと行動が遅いとみなされてしまうんですよね。
 
でも本当はそんなことはないんです。
誰よりも考えて、誰よりも真剣なんです。
 

刺激に敏感

 
HSPの4つの特徴、2つ目はDOESの「O」
Overstimulation(刺激に敏感で疲れやすい)です。
 
具体的には
 
  • 人混みや大きな音が苦手
  • 友達との時間は楽しいものの、気疲れしやすく帰宅すると、どっと疲れている
  • 映画や音楽、本などの芸術作品に感動して泣く
  • 人の些細な言葉に傷つき、いつまでも忘れられない
  • 些細なことに過剰なほど驚いてしまう
 
などが挙げられます。
 
仕事場などで機嫌が悪い人とかがいると気になってしょうがないんですよね。
 
あとは騒がしい場所や人混みに入るだけでも疲れたり、頭が痛くなったりもします。
 
これは刺激が多すぎることによって体が過剰に反応して疲れてしまっている状態です。
 
HSPの人は刺激が多い状況では疲れてしまうのです。
 

人の気持ちを察知しやすい

 
HSPの4つの特徴、3つ目はDOESの「E」
Empathy and emotional responsiveness
(人の気持ちに振り回されやすく、共感しやすい)です。
 
具体的には
 
  • 人が怒られていると自分のことのように感じ、傷ついたり、お腹が痛くなったりする
  • 悲しい映画や本などの登場人物に感情移入し、号泣する
  • 人のちょっとした仕草、目線、声音などに敏感で、機嫌や思っていることがわかる
  • 言葉を話せない幼児や動物の気持ちも察することができる
 
などです。
 
HSPの人は相手の気持ちの変化に敏感なのです。
 
相手のちょっとした言動や行動からでも相手の気持ちを察知することができます。
 

あらゆる感覚がするどい

 
HSPの4つの特徴、4つ目はDOESの「S」
Sensitivity to subtleties(あらゆる感覚がするどい)です。
 
具体的には
 
  • 冷蔵庫の機械音や時計の音が気になってしまう
  • 強い光や日光のまぶしさなどが苦手
  • 近くにいる人の口臭やタバコの臭いで気分が悪くなる
  • カフェインや添加物に敏感に反応してしまう
  • 肌着のタグなどチクチクする素材が我慢できないほど気になる
  • 第六感がはたらき、よく当たる
 
などです。
 
音や光、匂いに敏感なんです。
 
他にも触感や栄養素などにも反応するなど人によって様々です。
 
ちなみに私はカフェインが苦手で、コーヒーなどを飲むとお腹や頭が痛くなってしまいます。
 
他にも犬の吠える声や、電車の音なども苦手です。
 

まずは自分のことを知ることが大切

 
HSPの人は生きづらさを感じたり、周りと違うことを感じてしまって「あれ?自分っておかしいのかな?」と思いがちです。
 
ですが、そうではありません。
 
HSPは病気でもないし、おかしいわけでもありません。
 
人と感じ方が違うだけでなんら周りの人と違いはありません。
 
音楽が好きな人もいれば、スポーツが好きな人もいるし、読書が好きな人もいる。
 
それと同じように、個人としての違いでしかないのです。
 
ですが、社会の中において苦手と感じる事が多かったり、ストレスに感じてしまうことが多いんですね。
 
このストレス社会においては誰もがストレスを抱えています。
 
しかし、HSPの人はさらにストレスを感じやすい世の中になっています。
 
それが良い、悪いという話ではありません。
 
HSPでもうまく付き合って、楽しく生きている人もいます。
 
それは自分のことを理解しているからです。
 
自分がどんなことが好きで、どんなことを苦手としているのか。
 
それを知ることで自分の生きやすさは変えることができるのです。
 
私もHSPであることを知る前は「なんでこんなに苦しいんだろう?」とずっと思っていました。
 
しかし、HSPであることを知ってからは「あ、苦手だから仕方ない」と思えるようになりました。
 
自分の弱みを受け入れることは大変なことですが、それは逆に強みに注目し直すことでもあるということ。
 
得意、不得意を考えて得意な方を伸ばすことをするほうがHSPの人にとっては合っている方法なんです。
 
そのためにも自分にとって何が得意で、何が不得意かを知ることが生きやすくなるためのヒントです。