~『お金はもっともやりたくないことから使いなさい』を読んで~
こんにちは、こにー(@connie_smile25)です。
先日、読んだ本をご紹介します。
それは『お金はもっともやりたくないことから使いなさい』という本です。
HSPの方にとって、生きるためにどう稼ぐかとはいうことはとても難しい問題です。
それは働くことによって悩んでいる方がとても多いからです。
働き方が多様化してきた現代でも、働くことについて悩んでいる方は多いですし、むしろ増えているのかもしれません。
私もその一人ですので、生きるヒントとしてこの本が参考になったので、ご紹介しようと思いました。
大切なのは稼ぎ方よりも使い方
生きるためにお金は必要です。
これは多くの方が知っていることだと思います。
お金をどう稼ぐか、どんな仕事をしてお金を稼ぐか、ということを多くの人は考えがちです。
もちろん、私も例外ではなく、そのように考えていました。
しかし、お金は稼ぎ方よりも使い方の方が重要なのです。
お金をどう使うかによって、人生の自由度や漢族度が大きく変わってくるのです。
お金はやりたくないことに使う
多くの人は好きなこと、欲しいもののためにお金を使うと思います。
もちろん、これは悪いことではなく、普通のことです。
しかし、お金を使って幸福度を上げたい場合は、これではダメなのです。
これではお金はたまりませんし、幸福度も上がりません。
お金は「もっともやりたくないことから使うべき」なのです。
というのも、お金は「嫌なことをせずに済ませる」ための道具だからです。
例えば、我々は遠くに移動するために電車を使って移動します。
しかし、究極的なことを言うと、それらを使わずとも移動はできるのです。
ただ、遠くまで行くのに、時間がかかったり、疲れたりするのでそれらを回避するためにお金を払って移動手段を得ています。
これは自分の力で移動したくないから他の人にしてもらう代わりにお金を払っているとも言えます。
つまり、「嫌なことをせずに済ませるためにお金を使っている」のです。
それによって私たちは快適さであったり、時間を得ています。
だからお金は嫌なことに使うべきなのです。
クリエイティビティーが大切
では、やりたくないことにお金を使い、私たちはどうすれば良いのでしょうか。
それはクリエイティビティーな行動に時間を割くべきなのです。
お金を使って、やりたくないことを減らし、代わりに増えた時間で自分の好きなこと、やりたいことに時間を割きましょう。
そうすることによって、嫌なことは減り、好きなこと、やりたいことをする時間を増やすことができるので、幸福度も上がるのです。
クリエイティビティーなことをすることは自分のスキルを上げることにもなります。
自分のスキルを上げることができれば、それが仕事になったり、価値を感じてくれる人がいます。
そうすると自分の好きなことをして、人の役に立つことができるのです。
こういった好循環を生むことができるので、お金は嫌なことに使い、空いた時間でクリエイティビティーなことをするべきなのです。
クリエイティビティーな行動って?
そもそもクリエイティビティーな行動とは一体、どのような行動なのでしょうか。
それは、「工夫する力」です。
現代では、サービスが溢れかえってしまっていて、お金さえあればなんでも解決できてしまうほどです。
家にいながら、ご飯も、服も手に入りますし、友達との交流もできてしまいます。
さらには家にいながらでも、仕事ができる時代です。
これはテクノロジーの発展によって、私たちが手に入れたものです。
しかし、効率化を実現することはできましたが、それによって心の豊かさも失いつつあります。
私たちは工夫をしなくても既存のサービスを使うだけで、多くのものを手に入れることができます。
ただし、サービスを利用するためにはお金を払わないといけません。
みなさんのお金を得る手段は何でしょうか?
きっと多くの方はどこかに勤めて、お金を稼いでいるという人も多いかもしれません。
そして、その仕事の中でストレスを感じているという方も多いはず。
ストレス社会と言われているぐらいですからね。
便利なサービスを利用したければしたいほど、ストレスのかかる仕事で働いてお金を稼がなければいけないのです。
そして普段のストレスを解消するために、サービスを利用してお金を消費する。
これではストレスとお金を交換しているだけでちっとも豊かにはなりません。
それよりもクリエイティビティーな行動や活動をすることによって、そのスキルを上げて、お金を稼いだり、工夫して支出を減らすことでストレスを感じずに豊かになることができるのです。
クリエイティビティーは例えば、料理に関してもそうです。
お金があれば、サービスを利用できるので、毎日外食をすることも可能です。
すると、料理をする必要はありません。
お金でご飯を買えるのですから。
しかし、これではその人の力はなにも増えません。
せいぜい美味しいお店をよく知っているぐらいです。
しかし、クリエイティビティーがあれば、お金を使わなくても自分で料理をして、安く美味しいものを作ることができます。
はじめはレシピをまるごと真似したものであっても、長く続けていくと自分なりの工夫をしていくようになります。
そうすると、その人には料理の腕もつき、自分で考え工夫する力が付きます。
さらにはその料理の経験から、レシピ本を作ったり、料理教室に発展させ、仕事にすることもできるかもしれません。
まさにクリエイティビティーが工夫する力となり、そして、生きる力となる例です。
HSPさんはクリエイティビティーが得意
クリエイティビティーは「工夫する力」です。
実は、HSPさんはこの工夫する力が得意なんです。
HSPさんはその繊細さから、音楽や芸術、文芸など他にも様々なことが好きで突出した知識やスキルを持っていることが多いのです。
私の知っているHSPさんも楽器を演奏することが好きだったり、手芸品を作ったりと得意なことを持っている場合が多いです。
私は残念ながら、そういった手先の器用さや芸術系とは遠い生涯を送っているので、全くその能力はありません。(本当はしたかった。今からでもしたい。)
しかし、パソコンが好きであったり、iPhoneが好きだったり、好きなことには詳しい自信はあります。
こういった好きを仕事になるまで昇華させると、クリエイティビティーは生きる力となります。
HSPさんはそういったことが得意なのです。
ですから、これからは仕事に好きを合わせるのではなく、好きを仕事にし、クリエイティビティーを発揮していくことが求められてきます。
それが幸せに生きるヒントかもしれません。
さいごに
この本に書かれていることは、お金を払えば楽にできることも、自分で工夫することにより、反対にお金を節約したり、生むことができたりするというお話でした。
これは確かにそのとおりだなと感じたばかりです。
お金が最も大切ではないけれど、生きていく上でお金は切っても切れないものです。
だからこそ、その使い方と自分を密接に考えていくことが大切なのだと考えさせられました。
お金があるから豊か、なのではなく、限られたお金で自分のことを最大限発揮させていく。
そっちの方が大切なのかもしれません。
上を見てもキリがないです。
足るを知る、これが肝要なのかもしれませんね。